七五三縄ない

 皆さんこんにちは。 ついひと月前まで、夜になっても30度越えの暑さに今年は秋が来ないんじゃないかと思っていましたが、今日の朝は、寒くて目が覚めました。 急激な気温の変化になかなか体がついていかないおじさんです。(笑)

さて10月に入り秋祭りの季節となってきました。この時期は気候も良く法事も多い時期なので、それに合わせて追加彫刻を行ったり、納骨のお手伝いに行ったりと、おかげさまで朝から走り回っています。(笑)

さて播州は、お祭りどころと言われておりますが、私が住んでいる地域でも秋祭りの準備が着々と進んでいます。 私の隣保では、毎年、神社のしめ縄ないを担当しています。

しめ縄といっても、直径が30㎝近くあるもので、長さも5~6mほどあります。 ですからもちろん普通の方法では、作ることができません。 隣保の長老に教えを請い、次の世代に、また若い世代へと作り方を伝えていくことが、地域のきずなを深めることにもつながって、毎年の大切な行事の一つになっています。

しめ縄用の藁は、少しでも長いものが重宝しますので、もち米の藁を使います。 それを素手で掃除をし、直径25cmほどの大きな束を作ります。その束をもとに、5~6人の者が一度にかかり、拝殿正面の大しめ縄をなってゆきます。

また、伊和神社の境内で一番大きなご神木『大杉』用のしめ縄や、縁結びや安産のご利益があるといわれる夫婦杉用のしめ縄もなってゆきます。

こちらは、直径10cmほどの物ですが、長さは、7m前後もあり結構大変な作業です。

七五三縄ないに要する時間は、その年その年によってだいぶ違いますが、朝8時から40人ほどが一斉にかかって、早い年でお昼まで、うまくいかないときは、1時から2時ごろまでかかる時があります。

七五三縄が出来上がると、それをそれぞれの場所に据え付けて、仕事は終わります。 仕事終わりは、神社よりお酒とお決まりのちくわを出していただき、みんなでおよばれします。毎年のお決まりなんですが、このちくわがなぜか、めっちゃおいしいんです!!

あとはお祭を待つばかり。それだはまた次回お目にかかります。

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