文字の追加彫刻/納骨のお手伝い/お位牌の新調

皆さんこんにちは。それにしても暑いですね~!! 毎日毎日30℃を超える暑さで、体が参ってしまいますね。『若いときはこんなことはなかったのにな~。』と言っていると、嫁さんが『何ぼになった思とん。もう還暦こえとんやから、自分の齢を考えなあかんで!』と、ピシャリ。 そらそうやわな・・・。と思いながらも、『年なんかに負けるかい。まだまだ若いわ!!』と負け惜しみを言っている初老のおっさんでございます。(笑)

 さて本日は、文字の追加彫刻についてお話ししたいと思います。お身内の方が亡くなると、お墓にもお名前を彫刻しなくてはなりません。 私も昨年の末に親父をなくしたんですが、兄弟・親族への連絡、お寺様への連絡、葬儀場の手配、ご近所への連絡、葬儀の打ち合わせ、葬儀に参列してくださった方へのお礼。葬儀が終わったら初七日法要、お寺様の逮夜(7日毎)のお参り、49日の法要、100ヶ日の法要。私が住んでいるところは結構な田舎なので、花祭り(お釈迦様の誕生日)にも親戚やご近所さんがお参りに来てくださいます・・・その間にも、生前親父がお世話になっていた、施設や病院の手続き、年金や保険の手続き、相続の手続き、等々。 ほんとにやらなければいけないことが山積みで、訳の分からないうちに日が過ぎて行ってしまいます。

そんな中で、一般的には49日の法要までに、塗りの位牌(宗教にもよりますが)の準備や、納骨の法要までに、お墓に戒名等の彫刻をしなければなりません。 日坂石材では、塗りのお位牌や、お墓への戒名等の追加彫刻も承っております。 今日は、その中の戒名等の追加彫刻についてお話ししたいと思います。

先ほども述べましたが、一般的には、故人のお骨をお墓に納められるまでに、戒名等の彫刻をされる方が多いです。 墓誌は、終(つい)の棲家(すみか)であるお墓の表札のようなものなので、納骨される前にお名前を刻まれておくのが故人様も喜ばれると思います。 また、私もよく納骨のお手伝いをさせて頂くのですが、参列された皆さんも、墓誌に戒名が刻んであるのを見られて、『きれいに刻んであるね。』と喜ばれています。

墓誌に追加彫刻をされる時は、まず、お電話で刻ませて頂く文字の内容と墓地の場所をおたずねします。 お電話でわかりにくい場合は、直接訪問させて頂きますのでお申し付けください。 そして、お墓に現在刻んである文字の【拓本】を取らせて頂き、今刻んである文字と同じ書式、似た書体で文字を作らせて頂きます。 原稿ができますと、原寸大の原稿をお客様に直接お送りしますので、内容をご確認いただき、問題がなければ彫刻させて頂きます。 現在彫刻は、通常、現地で行っておりますが、少しでも雨等が降りますと施工が出来なくなりますので、工事の日程の特定がなかなか難しい場合がございます。 そのような事情もあり、追加彫刻のご用命は、2週間以上前にはお電話いただけるとありがたいです。 ただ、『うっかりしていて忘れていた。』なんて時は、何とか頑張ってみますのでご相談ください。(笑)

さて、施工の順序ですが、まず、石の表面の汚れを落とします。次に、文字を彫る場所にマスキングのゴムを貼ります。 そして、文字を彫りたい場所のゴムをはがします。 そこに、5~6気圧の圧縮空気でカーボンの砂を吹き付けます。 すると、ゴムが貼ってあるところは、砂が跳ね返りますが、石の表面がむき出しになっているところは、砂が当たり石が彫れていきます。 文字が彫れますと、ゴムを貼ったままの状態で塗料でペイントし、ゴムをきれいにはがして出来上がりです。

『砂をただ吹き付けるだけで簡単そうやん。』と思われるかもしれませんが、文字には太いところ、細いところが有り、また、書く時の強弱を表現するため、深く彫ったり浅く彫ったりしなくてはいけないため、熟練の技が必要です。それに、いくらゴムでマスキングしていても、しばらく同じところばかり彫っていると、ゴムが溶け出して穴が開いてしまいます。 ですから、新人ではとても彫れるものではありません。 弊社では、熟練の文字彫り職人が、3名在籍しておりますので安心してご用命ください。

また、お墓の文字の確認をさせて頂くときに合わせて、お墓の無料点検も実施しております。 私たちが見せて頂いて気になった点、お客様が以前からお気付きだった点など、直接お墓を見せて頂いてお見積りの提案をさせて頂いておりますので、よろしければ同時にご用命ください。 最近では、お墓のクリーニング古いお墓へのステンレスの花筒の設置お墓の雑草対策など、同時にご依頼いただくケースが増えております。

加えて弊社では、納骨のお手伝いも承っております。 『そもそもお墓って、どこから納骨するの?』『石を動かそうと思ったけど、びくともしなかった』なんてお声をお聞きすることが多々あります。 そんな時は、弊社にご依頼頂ければ、お手伝いに参上いたします(有料です)。 焼香机、焼香盆、おりん、水桶、線香、ローソク、納骨される時に必要なさらしの袋、これからの直射日光が厳しい季節や雨の時には小さなテントや笠(テントや笠は、場所や天候によっては難しい場合もございます)もご用意させて頂きますので、ご興味がある方はご相談ください。 また、塗りのお位牌もご用意させて頂いております。 こちらは、墓誌の追加彫刻と新しいお位牌を同時にご用命いただいたお客様には、位牌の文字の彫刻代をサービスさせて頂いておりますので、合わせてのご依頼が非常にお得です。

以上、今回は追加彫刻について申し上げましたが、わからない事、不安な点等ございましたらご遠慮なくお訊ねください。 それでは今回はこの辺で失礼します。