播磨の国一宮 伊和神社(その1)

皆さんこんにちは。 毎日暑い日が続いていますが、暑さに負けず、本日も朝から頑張っております。

さて本日は、日坂石材の本社である㈱川本石材商会の前にあります、播磨の国一宮 伊和神社をご紹介したいと思います。 伊和神社は、兵庫県宍粟市一宮町須行名にある、今から約1900年前に創建された、とても歴史のある神社です。 中国道の山崎インターを降りて北へ15キロほど進むと、大きな宮の森が見えてきます。 それが伊和神社です。

神社の前には、【道の駅 播磨いちのみや】がありここに車が停めて参拝します。 国道29号線をわたって参道を進んでいくと、大きな鳥居が見えてきます。 この鳥居は、今から20~30年前だったと思いますが、大きな台風がこの地を通過した際、境内のご神木が倒れ、その木を加工して作ったものです。

鳥居の下をくぐって進んでいきますと、随神門が迎えてくれます。 随神門の中には、貴族の装束を着た、随神の像が飾られています。 パッと見ると中は真っ暗なので何も見えませんが、目を凝らしてよく見ていると、だんだんと暗闇の中に随神の像が見えてきます。 小さな子供のときは、この像が怖くてなるべく見ないようにして門を通ったものです。

次に、右手に手水舎が見えてきます。 ここで体を清めてお参りしていきます。 よく見ると、大きな手水の石の下に、前に3体後ろに2体の計5体の像が手水石を支えているのが見えます。

 この像には伝説があり、本来、4隅に1体ずつ計4体の力士が石を支えていたのらしいですが、姫路の書写山圓教寺の開山堂を支えていた4体のうちの1体がその重さに耐えかねて逃げ出し、今はここで手水石を支えているため、5体になっていると子供の時に聞かされたことがあります。(笑)

さて、その先には『皇族下乗』の碑が建っています。 今では、車のお祓いをして頂くために、境内まで車で乗り入れますが、戦前までは、皇族さえもここから先は、自分の足で歩かなければならなかったという事の証だそうです。

そこを過ぎると、いよいよ神社の拝殿が見えてきます。 伊和神社の創建は西暦144年と言われています。 主祭神は、大己貴神(大国主命)、配神は、少彦名神(すくなひこなのかみ)と下照姫神(したてるひめのかみ)です。

正式参拝をさせて頂くと、まず拝殿にあげて頂き、そこでお祓いを受けた後、幣殿へと移り、厳かな空気の中、宮司さまが太鼓と共に祝詞を奏上され、玉串を奉奠させて頂くことが出来ます。 弊社では毎年初出の日に、正式参拝をさせて頂き、ピンと張りつめた空気の中、宮司さまに祝詞を奏上していただき、玉串を奉奠させて頂いています。

 新年の清浄な空気感と、太鼓の音、宮司さまの祝詞の声が相まって、正式参拝させて頂くのは、何とも言えない雰囲気で、皆さんにもぜひ一度は体験していただきたいです。

拝殿には、古い絵馬が何枚か掛かっており、その歴史を感じさせます。 また本年は、20年に一度行われる、【一つ山大祭】の年にあたり、それに備えて、本殿の屋根を檜皮で新しく葺き替えられ、檜皮葺きのきれいな屋根を見ることが出来ます。ぜひ一度お越しになって本殿の屋根と共に、20年に一度の祭りもご覧になってください。 ちなみに祭りは、10月14日・15日・16日です。

それでは今日はこの辺で、後半は後日お楽しみに。